1921年にグッチオ・グッチがフィレンツェに創業したグッチ。
ヨーロッパの先端都市の文化を取り入れた高品質の革製品を提供したグッチのお店は
すぐに人気ショップとなりました。
フィレンツェでの成功に続き、1938年にはローマに出店。さらに1947年にはグッチを象徴する
バンブー・ハンドルバッグが誕生し、その後ヴェビング・ストライプのバッグや、メタルビットのモカシンなども
次々と誕生。その人気と規模を拡大させていきます。
グッチの亡き後は、その息子たちが事業を引き継ぎ、中でもグッチ二代目の座を引き継いだ
アルド・グッチは、卓越した手腕でグッチを急速に成長させていきます。
その後、パリやロンドンといった大都市やヨーロッパを離れたニューヨークなどに出店を成功させ
さらにグッチオ・グッチのイニシャルをモチーフとしたGGロゴを積極的に展開し、1960年代には
世界的な高級ブランドとしての地位を確立していき、1970年代後半には、世界的なブランドとして絶頂を
迎えることになります。
しかし、1980年代には、グッチ一家の紛争をきっかけに、人気は低迷、破産寸前にまで
追い込まれてしまいます。そんなグッチを復活させるべく、1989年に経営陣を一新。さらに、1994年には
トム・フォードが、クリエイティブディレクターに就任し、グッチの絶頂期を思い起こさせるコレクションを
発表し、グッチの再生に成功します。以降、世界中のサレブの目を引き戻し、世界のトップブランドとしての
地位を再び獲得しています。
|